三重県

二見から始まる伊勢参り

こんにちは。
今回は、伊勢の代表的な3つのスポット、二見興玉神社・伊勢神宮外宮・伊勢神宮内宮をめぐる旅の記録をお届けします。
一日の中で「浄め」「祈り」「感謝」の流れを感じられる、とても心が満たされる行程でした。


一日のはじまりは「二見興玉神社」へ

旅のスタートは、清々しい海風が吹き抜ける二見興玉神社。
朝の海は柔らかい光に包まれ、夫婦岩の間から差し込む神秘的な朝日です。

ここで参拝する理由のひとつが、“お伊勢参りの禊の場所” とされてきた歴史にあります。
海辺を歩くだけでも気持ちが整い、自然と深呼吸したくなるような空気感でした。


外宮へ──衣食住を守る豊受大御神さま

二見から伊勢市内に移動し、次は伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)へ。 外宮は衣食住の恵みを司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしており、境内は落ち着いた雰囲気が広がっています。

静かな参道を歩くと、木の香りや砂利の音まで凛とした空気に感じられ、
「旅に来た」というより「心が整えられていくような時間」でした。

外宮参拝の後は、敷地内の別宮にも立ち寄り、より深い祈りの時間を過ごしました。


そして内宮へ──天照大御神を感じる荘厳な空気

最後に訪れたのは、伊勢参りの中心である伊勢神宮 内宮(皇大神宮)。
五十鈴川に架かる宇治橋を渡った瞬間、空気が変わるような静けさに包まれます。

ゆっくりと川の流れを眺めてから正宮へ向かうと、木々の間を渡る風が心に深く染みわたり、
“ここに訪れられたこと”への感謝が自然とあふれてくるようでした。


巡る順番で変わる心の流れ

今回の行程は、
二見 → 外宮 → 内宮 の順番。
古くからの参拝作法でもあるこの順路は、実際に歩いてみると「段階を踏んで心が整う」感覚がとても強く感じられます。

浄め → 恵みへの感謝 → 祈り
という、旅そのものがひとつの流れになっていくのが印象的でした。

参拝後は、おはらい町やおかげ横丁を散策。
歴史ある街並みを歩きながら、旅の余韻に浸る時間もまた格別でした。


今回の伊勢旅は、各地の静けさが心に深く触れる、穏やかな一日になりました。
これから伊勢を訪れる方にも、ぜひこの順番で参拝していただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。