【近畿】

 11月前半に見頃を迎える 奈良・和歌山の紅葉スポット3選

11月に入り、紅葉がいよいよ見頃を迎える季節となりました。木々が鮮やかな色に染まり、街歩きや小旅行が楽しくなる時期です。今回は、奈良と和歌山で今まさに美しい紅葉が楽しめるスポットを3つご紹介します。


1.奈良公園(奈良市)

奈良の象徴ともいえる奈良公園は、広い園内に約1,700本のカエデやイチョウが植えられ、11月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。鹿が紅葉の中を歩く光景は、奈良ならではの秋の風物詩。早朝や夕方のやわらかな光が差し込む時間帯は、写真撮影にもおすすめです。

紅葉の時期・見どころ:

  • 主要な紅葉スポット:東大寺周辺、依水園、浮見堂、吉城川沿い、若草山​
  • 見頃:11月中旬〜12月上旬(イロハカエデは11月下旬〜12月上旬がピーク)​
  • イチョウやサクラは10月下旬から色づきます。

2.龍神温泉(和歌山県田辺市)

清流・日高川沿いに佇む龍神温泉は、紅葉と温泉を同時に楽しめる贅沢なスポット。山々が黄金色に染まる渓谷を眺めながら湯に浸かる時間は格別です。例年の見頃は11月上旬。温泉街を歩くと、情緒ある木造旅館や湯けむりの景色に心が和みます。

紅葉の時期・見どころ:

  • 主要な紅葉スポット:高野龍神スカイライン沿いや護摩壇山、五百原渓谷が絶景
  • 見頃:例年10月下旬から11月上旬とされ、2025年は少し遅めとなっています。
  • ブナ、ミズナラ、モミジ、ヤマウルシ、サワグルミなどの木々が赤や黄色に色づいています。

3.長谷寺(奈良県桜井市)

「花の御寺」として知られる長谷寺は、秋には境内が紅葉のトンネルに包まれます。399段の登廊(のぼりろう)を歩きながら見上げる朱色のモミジは圧巻。見頃は11月中旬頃までで、本堂の舞台から望む境内の紅葉も見逃せません。朝の静けさの中で見る紅葉は、ひときわ美しく感じられます。

紅葉の時期・見どころ:

  • 主要な紅葉スポット:登廊を登り切った先の本堂の舞台からは、目の前に広がる山々や里が錦繍に染まり、五重塔も紅葉に包まれています。この舞台からのパノラマは感動的な景色です。
  • 見頃:11月中旬から12月上旬
  • 紅葉のピーク時には「錦秋菊回廊」などの秋季特別拝観も開催されています。

奈良と和歌山には、歴史や自然とともに楽しめる紅葉スポットが数多くあります。11月前半は紅葉のピークを迎える場所も多く、今しか見られない絶景に出会える季節です。秋の一日をゆっくりと過ごしながら、色づく風景に癒されてみてはいかがでしょうか。